浅草のスカイツリーが建っている場所

浅草の東京スカイツリーが建っている場所の、歴史を少しさかのぼってみましょう。

ここは東武鉄道の貨物列車ヤードの跡地です。貨物ヤードとしての歴史は1908年に始まります。かつては北関東から鉄道で東京に運ばれてきた物資を、船やトラックに積み替え全国各地へと運ぶ物流拠点でした。しかし輸送形態の変化に伴い、1993年に貨物の取り扱いが終了し役割を終えることになりました。その後さまざまな用途が検討される中で、2003年3月に地下鉄半蔵門線が押上駅まで延伸され、東武鉄道伊勢崎線との相互直通運転を開始し、貨物列車ヤード跡地開発の機運が高まってきました。

そこに2004年12月墨田区・浅草地元関係者からスカイツリー誘致の協力要請があり、建設用地への立候補が決まりました。ここは東武鉄道にとってもかなり重要な場所です。吾妻橋駅の開業は1902年で、1911年には東武鉄道の本社がこの地に移転してきています。1931年に浅草駅が開業するまで東武伊勢崎線は、ここがターミナルだったのです。そしてこの場所は、生コン工場発祥の地でもあるのです。

1949年業平駅構内に開設された東京コンクリート工業業平橋工場。これが日本初の、生コン製造工場でした。戦後復興に始まる数多くの建設現場を支え閉鎖される2007年10月まで、生コンのパイオニアとして功績を残しました。東京スカイツリーが建っている敷地は、物流に生コン製造そしてデジタル放送と、各時代の東京を支え続けている場所なのです。

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